合併、統合などに意見、阿智中で「村長さんと語る会」

学校・教育

[ 2009年 12月 7日 月曜日 15時09分 ]

 阿智村の阿智中学校で4日、「村長さんと語る会」が開かれ、3年生58人が行政合併や中学の統合、村の財政について“一般質問”した。岡庭一雄村長は分かりすい言葉を選びながら答えたほか「阿智村は住民が主人公。皆さんも阿智の住民であり、村をよくするも悪くするも皆さんにかかっている」と話し、主権者の権利と義務を意識させた。

 「合併してよかったことは」という質問に対し、村長は「仲良く地域をつくっていこうとみんなで確認して進んでいること」としたほか「一つになって節約できたこともよかったということになる」と答えた。

 「ほかの村とはもう合併しないんですか」という質問には「平谷村と根羽村の場合は車で30│40分かかり、一つの自治体がそんなに広くなると、今ある各村の中心部から遠い人たちがしっかりした暮らしをするのは難しく、お金も余計にかかる。国の政治が今のような状況なら合併しないでいくと思います」と応じた。

 阿智中に浪合中と清内路中、平谷中を統合することになったきっかけを尋ねる声には、現校舎を作るため1956(昭和31)年に会地と伍和、智里の3村が合併したと説明した上で「子どもの数が減るとしっかりした教育を維持するのが難しいので、阿智中の改築時にはぜひ統合を、という話が取りかわされたのが最大のきっかけ」とした。

 別の生徒は「中学統合後、清内路中と浪合中の校舎や教室をどう利用しますか」と質問。村長は「清内路中は将来にわたって最も役立つ活用方法を考え、浪合は小中一緒なので学校施設として使うだろう。皆さんにアイデアがあったら出してほしい」と呼び掛けた。

 後半では新校舎の建設が村の財政に与える影響や、年度予算の決め方、地方交付税の使途、村の負債と返済のめどなど、地方自治を事前に学習したことがうかがえる質問が中心に。「自主財源を増やす手だては考えていますか」という質問もあった。

 村長は「校舎の建設は合併特例債のおかげで村の財政に直接的な影響はないから安心して」「昼神温泉にお客さんをたくさん集め、農林業をしっかりさせることが自主財源を増やす最良の方法」などと答えていた。

 学校の統合について質問した遠山綾菜さん(15)は「今まで村や国の政治のことは知らなかったけれど、今日の話を聞いて興味が持てた。中学生にも主権があることをあらためて実感した」と話していた。

 「村長さんと語る会」は模擬議会にあたる行事で、以前は役場の議場で開いていたが、より多くの生徒が気軽に発言できるように―との配慮から、最近は現在の集会形式で行われている。

  

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