画家の吉川優さんが出前授業

学校・教育

[ 2015年 3月 9日 月曜日 9時24分 ]

 阿智村伍和の日本画家、吉川優さん(56)が6日、阿智第一小学校を訪れ、6年生を対象に世界の名画を鑑賞する授業を行った。ピカソやシャガール、レンブラントなど数々の名画を間近にした子どもたち。吉川さんから芸術の魅力を学んだ。

 吉川さんは図工の授業で世界各国の名画鑑賞を行ったことを聞き「印刷物でなくぜひ本物を子どもたちに見せたい」と所有するコレクションの一部を学校へ持参した。

 「画家と芸術家の違いは何?」と吉川さん。「画家は絵を書く人。芸術家は彫刻や音楽などいろんなジャンルがある。人間は何で生まれて何で死んでいくのか。答えられる人はいない。それを一生懸命考えて形にするのが芸術家だ」と語った。

 デューラーやレンブランドなどの版画作品を紹介しながら、銅版の実物を見せて「これを削って腐食させてからプレスで刷る。一本の線を描くのにもかなりの時間がかかる。これだけの大きさでここまで細密に描くにはどれだけ苦労したのか感じてほしい」と呼び掛けた。

 またピカソやダリ、ミロ、シャガールなどの作品を紹介。かつての画家は王宮の肖像画や宗教画を描いていたが、近代になって写真が登場すると細密で写実的な作品でなく、抽象的で心の内面を描いた作品を作るようになったと説明した。

 子どもたちは名画を間近に見て、芸術家の作品に込めた思いを感じ取った様子だった。後半は吉川さんが持参したロボットとの会話を楽しみ、技術の進展と未来の生活へ期待を膨らませた。

  

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