名古屋大生が阿智村で博物館実習

学校・教育

[ 2011年 9月 29日 木曜日 10時15分 ]

 名古屋大学で「博物館実習」を選択する3、4年生と大学院生14人が27―29日にかけて阿智村を訪れ、歴史的建造物の図面作りなどを体験しながら、市町村で働く学芸員に必要な技術や素養を学んだ。

 28日午前は、養蚕で繁栄した時代をしのばせる建物が多く残る駒場の旧道周辺を訪問。住民の解説を聞いてから、保存の気運が高まっている銭湯跡、木造3階建ての旧熊谷元一邸を計測し、図面を作った。

 農学部3年の男子学生(21)は「古いものを残す取り組みは高齢者が思い出に浸り、観光資源として利用することを想定している例が多いように思うが、子どもや若者にとっての価値を考えるのも大切。建物内で体験教室を開くといった活用法も考えるとよいのでは」と話していた。

 阿智村でのフィールドスタディーはことしで4年目。県内で発掘された石製模造品の半数強を収蔵するなど、考古学面で魅力的なことに加え、村民エコミュージアム運動「全村博物館」を進めていること、村が調査と学習に協力的なことから研修地に選んだ。

 村学芸員の中里信之さんは今回、出土品の取り扱いなどの基本に加え、駒場の町並みや園原の視察などを通して、全村博物館の全体像が理解できる日程を組み、飯田市歴史研究所の金澤雄記さんが協力した。

 授業を受け持つ情報科学研究科の新美倫子准教授は「歴史的建造物を取り巻く状況が毎年変わるなど、いつも新鮮味がある。市町村に就職した学芸員は研究面だけでなく、資金調達の手段を考えることも重要。学生たちにはそのあたりのことを感じ取ってほしい」と話していた。

  

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