木沢小でゆっくりしようの会 和田小が住民ら迎え

学校・教育

[ 2016年 2月 29日 月曜日 15時40分 ]

 飯田市南信濃の和田小学校6年生と4年生の児童が27日、南信濃木沢の旧木沢小学校で「木沢小学校でゆっくりしようの会」を開いた。木造校舎の保存活動を学ぼうと、1年間にわたって重ねた交流教室の集大成。世話になった住民らを迎え、ミニ運動会や人形劇を行う楽しいひと時を過ごした。

 6年生7人が昨春、木沢地区活性化推進協議会(松下規代志代表)のメンバーらの案内で校舎を見学し、聞き取り調査をしたことで、廃校になった校舎を核とする地域振興に取り組む姿に共感した。

 以降は総合学習の時間を使い、2週間に1度のペースで同校舎を訪れて住民らと交流行動をともにしたり、独自活動にも取り組み、看板の制作や美化運動、ホームページづくりなど多彩なアピール作戦を展開してきた。

 3月に卒業を控え、「世話になった住民らとともに旧木沢小を満喫したい」と、同会を計画。体育館にカフェを作ってもてなした他、輪投げや玉入れ、ボウリングなどのコーナーを設営して住民らと和やかに交流を楽しんだ。

 スライドを交えながら1年間の活動を報告し、「多くの時間を過ごした木沢小でたくさんのことを学べた」など思いを語った。

 人形劇を学んでいる4年生7人も駆けつけ、公演をした。

 6年生の男子児童の一人(12)は「“物を壊すことは簡単だが、思い出は簡単に壊せない”という言葉を聞き、昔のものを残すことの大切さを学ぶことができた」と話した。

 初めて交流した日にその“言葉”を伝えた同協議会の男性(67)は「(1991年の休校から)25年ぶりに木沢小学校に地元の子どもたちの声が響いた」と感激した様子。「こうした形が、これからの保存活動の生き方になれたらうれしい」と目を細めていた。

 6年生の担任(34)は「楽しみながら保護活動をする姿やその生き様から、子どもたちが学べたことが多かった」と振り返った。

  

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