喬木第一小4年生が阿島傘の絵付けを体験

学校・教育

[ 2011年 12月 20日 火曜日 10時35分 ]

 喬木村の郷土産業だった和傘「阿島傘」作りに挑んでいる喬木第一小学校4年生計59人が19日、傘の表面に絵を書き入れる「絵付け」と呼ばれる作業を体験した。

 村の産業の歴史などを知る狙いで毎年4年生が取り組む。3~4人でグループをつくり、計16本を製作。先月に骨組に扇形の和紙を張る「大張り」を行い、この日に備えた。

 それぞれアイデアを出し合い、和紙を張った直径1メートルほどの傘に鉛筆で下書き。阿島傘の保存と伝承に取り組む「阿島傘の会」会長の小林武司さん(84)のアドバイスを受けながら、水性の絵の具を使って色を付けた。

 来年のえとにちなんだ龍や村特産のイチゴなどを画材にしたカラフルな作品も。「絆」の文字を選んだグループもあった。男子児童(10)は「ちょっと難しいけどおもしろい」といい、慎重に筆を走らせていた。

 絵付けの作業が終わると阿島傘の会で仕上げを行い、来年2月に完成する見通し。小林会長は「伝統工芸を残していくため今後も協力していきたい」と話していた。

 阿島傘は、江戸時代中期の1737(元文2)年に京都の旅人によって工法が伝わったとされる。戦後には約160戸、年間30万本が生産されていたものの、洋傘の普及などによって徐々に衰退、いまでは1戸のみ。

  

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