喬木第一小4年1組が阿島傘の絵付けに挑戦

学校・教育

[ 2009年 12月 19日 土曜日 8時00分 ]

 喬木村の郷土産業だった和傘「阿島傘」作りに挑んでいる喬木第一小学校4年1組の28人が18日、傘の表面に絵を書き加える「絵付け」と呼ばれる作業を体験した。阿島傘の保存と伝承に取り組む「阿島傘の会」会長の小林武司さん(82)からアドバイスを受け、思いおもいに筆を走らせた。

 村の産業の歴史などを知る狙いで毎年4年生が取り組む。2―3人でグループを作り、今月初めに骨組に扇形の和紙を張る「大張り」を行いこの日に備えた。

 それぞれアイデアを出し合って自由にデザインし、和紙を張った直径1メートルほどの傘に下書き。水性の絵の具を使って色を付けた。

 村特産のイチゴや、村発足135周年に合わせて誕生したイメージキャラクター「ベリー&ゴー」などを画材にしたカラフルな作品も。古島菜生さん(9)は「出来上がりがとっても楽しみ」と言い、張り切っていた。1組の児童は21日に絵付けする。

 絵付けの作業が終わると阿島傘の会で仕上げをし、来年2月までには完成する見通し。小林会長は「伝統工芸を残していくため今後も協力していきたい」と話した。

 阿島傘は、江戸時代中期の1737(元文2)年に京都の旅人によって工法が伝わったとされる。戦後には約160戸、年間30万本が生産されていたものの、洋傘の普及などによって徐々に衰退、いまでは1戸のみだという。

  

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