夏休みの子どもたちが古代の技術を体験

学校・教育

[ 2010年 8月 13日 金曜日 12時40分 ]

 飯田市上郷別府の上郷考古博物館は11日、古代の技術を使ってもの作りに挑戦する夏休み考古博工房「古代のわざにチャレンジ!!」を行った。乳幼児から中学2年生の子どもたちと保護者約50人が訪れ、縄文時代の技術を応用した勾玉やマット作り、土器の拓本作りなどを楽しんだ。

 同館が小中学生に古代の歴史を楽しく学んでもらおうと開催している体験教室の一つ。今回は古代の技術を使ってもの作りに挑戦してもらおうと、5講座を開講。また「小さな子どもが参加できるものを」という要望を受け、初めて幼児向けのコース「どきどき!ジグソーパズル」を開いた。同館で所蔵している土器の写真をパネルに張り、カッターでバラバラに切ってパズルを作成するこの講座では、小さな子どもたちが保護者にパネルを切ってもらい、パズルを組んで楽しんでいた。

 やわらかな滑石を紙やすりでみがいて作る「勾玉作り」では、小学生や保護者らが手を粉だらけにしながら一心に石を削っていた。なかなか丸みのある形に整えることができず苦戦する子もいれば、削ることに楽しさを感じながら取り組む姿も。青森県の三内丸山遺跡から出土したかご状のふくろに見られる「網代編み(あじろあみ)」を体験する「編んだり織ったりマットつくり」では、子どもたちが職員に編み方を教わりながら、クラフトテープと荷造りひもを使ってマット作りを行っていた。

 この日友だちと訪れた児童は、マット作りの講座に参加して編む方法やその特徴、縄文時代に使用されていた素材などについて、熱心にメモをとりながら取り組んでいた。「夏休みの一研究で古代のことをテーマにしようと思って、編み物が好きだったのでこのコースを選んだ。歴史は苦手だけど、編むのがおもしろかった。古代の人も、こういうことをしていたんだなと思った」と話していた。

 

 

  

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