夏休み高校生ボランティアの活動報告会

学校・教育

[ 2015年 8月 13日 木曜日 9時41分 ]

 飯田市社会福祉協議会は9日、「東日本大震災復興支援 夏休み高校生ボランティア2015」の活動報告会を東栄町のさんとぴあ飯田で開いた。保護者や一般など約20人が参加。飯田下伊那地域の7校16人が、宮城県南三陸町や石巻市、女川町で実施したボランティアや災害学習などの学びの成果を発表した。

 市社協による高校生向けの被災地支援活動は、昨年に続いて4回目。ことしは7月末から8月にかけて3日間現地を訪れ、南三陸町での復興活動や漁業の体験、石巻川開き祭りボランティア、女川町での町内視察などを行って復興の状況を確認し、現在必要な支援について考えた。

 この日はグループごとに発表。全4グループが、それぞれ設定したテーマに沿って現地で調査した内容と課題、考察などを模造紙にまとめ、自分たちにできる支援や活動の感想について述べた。

 A班は、住民の雇用促進と地域振興に取り組む南三陸復興ダコの会が開く「入谷Yes工房」を紹介。南三陸町の特産品であるタコをモチーフにした「オクトパス君」など、地域ならではの特産品やグッズの開発・販売を行い、自分たちの力による復興を目指しているという。

 「仕事があることで安心感があるようだった。復興を感じることができた」「震災前は職が少なかったが、震災がきっかけで地域のつながりができていろいろな仕事ができるようになり、東京から地元に戻って来る人もいると聞いた。前向きに働いていてすごいと思った」など、感想を語った。

 漁業復興をテーマとしたB班は、漁船に乗って養殖いかだや収穫の様子を見学したり、同町の漁師・元漁師から復興への取り組みについて聞き取った内容をまとめた。

 「復興は全然進んでいないと感じている人が多い。南三陸は立ち退きが多く、高台移転がなかなか進んでいない」とし、自分たちにできることとして漁業復興のための募金をしたり、震災の教訓を生かして災害に備えることを挙げていた。

 飯田勤労者福祉センター(さんとぴあ飯田)では24日まで、高校生が被災地での活動の成果についてまとめた活動報告展を1階ロビーの「ゆとりギャラリー」で開催。28日から9月18日には市役所本庁1階でも展示を行う。

  

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