天龍中でプール開き 「水泳天龍」の伝統守る

学校・教育

[ 2015年 5月 2日 土曜日 12時36分 ]

 飯田下伊那に初夏の訪れを告げる風物詩、天龍村立天龍中学校(田本忍校長、16人)のプール開きが30日、行われた。昨年まで1人だった水泳部はことし新入部員が加わり2人に。「水泳天龍」の名を轟かせた同校の伝統を受け継いでいく。

 県の南端に位置し、最も早く気温が上昇する同村。この日の気温は21度、水温は22度。同日から水泳部の部活動で利用し、7月からは体育の授業でも活用していく。

 同校水泳部は屋外プールを長期間利用できるという地の利を生かして活躍。かつては「水泳天龍」の名を県内全域に知らしめた。

 しかし、スイミングクラブなど屋内プールが普及すると上位入賞が厳しくなり、部員数も減少。2012年には3年生が夏の大会終了後に引退すると部員がいなくなり、一時休部の状態になった。

 13年、新入生が入部し、たった1人で「水泳天龍」の伝統を受け継いだ。14年の南信大会では県大会標準タイムにわずかに及ばず涙をのんだ。

 3年生になり最後の年を迎えたが、ことし1年生になった彼の弟が新たな部員として加わった。3年生の兄は「去年の悔しさをばねに記録を更新し、県大会に出場したい。先輩として水泳天龍を後輩に引き継いでいく」と意気込む。

 プール開きでは田本校長や全校生徒の激励を受けて、部員2人が泳ぎ初め。新たに入部した弟は「水がちょうどいい温度で気持ちよかった。兄のように水泳天龍を守っていきたい」と話していた。

  

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