天龍小学校でブッポウソウ巣箱調査会

学校・教育

[ 2019年 10月 24日 木曜日 15時00分 ]

 天龍村立天龍小学校で24日、村鳥で県の特別天然記念物に指定されるブッポウソウの巣箱調査会があった。この春に児童らが設置した村内約10カ所、30個の巣箱を回収。親鳥が巣作りをし、産卵、ふ化、給餌を経て巣立ちを終えた巣箱の中を確認し、ブッポウソウの暮らしを想像した。

 村内各所から巣箱を回収した児童らは、学校でさっそく中身を確認。巣箱に入っている物全てを外に出し、目につくものをピンセットで拾い集めた。

 多く確認できたのは、エサとして食べていたと思われる昆虫など。大きなセミやコガネムシ、カタツムリなどがあり、殻がきれいに残るカタツムリに児童らは、「中だけ上手に食べたのかな」と興味を示していた。

 5年生の男子児童(11)は「セミなどの大きな昆虫がたくさん入っていてびっくりした」と驚きの表情。6年生の男子児童(12)は、ひなが巣立った時を思い出しながら「たくさん食べたから元気に飛んでいくことができたのかな」と話した。

 調査会には、信州大学学術研究院の伏木久始教授(56)と、フィンランド、メンター・ヴィルプラ市の元教育長、タイナ・ペルトネンさん(64)が見学に訪れた。

 伏木教授は、小規模学校の教育サポートを専門分野としており、フィンランドの小規模校教育を担ったタイナさんとはかねてから親交があった。県内でも少子高齢化が顕著な同村の教育環境に触れ、意見を聞こうと視察に招いたという。

 タイナさんは村の印象について「山がとても美しく特別な場所」と笑顔。「こうした場所で学ぶことができるのはとても幸せなこと。子どもたちの顔も生き生きしている。小さな学校、少ない生徒だからこそできる教育がある」と話した。

 伏木教授は「学校の統合という手法は、長い移動時間など子どもたちへの負担増や費用の問題からも限界にきている」と指摘。「これからは、学校を子どもたちだけの教育の場と捉えるのではなく、子どもから高齢者までが学んだり、交流を深めたりする、地域の核とする必要がある」とした。

 また、「教科書教育よりも、地域を教材に、地域の人たちと一緒に学ぶ教育の重要性が増している。そうした教育には小規模校の強みが発揮される」と力を込めた。

◎写真説明:巣箱の中味を調べる児童ら

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

コロナ禍の舌戦始まる

4月19日月曜日15:49

新造船「布袋丸」が完成

4月19日月曜日15:07

天龍村議選20日告示

4月17日土曜日14:27

ライトアップで街道彩る

4月17日土曜日14:59

3人落ちの選挙戦へ

4月16日金曜日15:50

甘酒入り食パンを開発

4月16日金曜日15:09

将来の担い手に魅力伝える

4月15日木曜日15:46

旬の味覚を味わって

4月15日木曜日15:45

楽しみ共有できる場に

4月14日水曜日15:35

集団接種5月14日から

4月14日水曜日15:15

三位一体 魂吹き込む

4月13日火曜日16:41

定数3超の26派が出席

4月13日火曜日16:18

27人予定、4人落ちの激戦に

4月10日土曜日13:25

山村留学生18人が抱負

4月10日土曜日13:44

参院補選の期日前投票

4月9日金曜日16:52










記事の検索はこちらから





















南信州電子版購読

スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞