女子短大幼児教育学科が避難所設営演習

学校・教育

[ 2017年 1月 11日 水曜日 15時03分 ]

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 飯田市松尾代田の飯田女子短期大学幼児教育学科で10日、子どもや高齢者など社会的弱者に優しい避難所設営について考える演習が行われた。保育士を目指す同学科2年生63人が参加。NPO法人感環自然村村長の坂井公淳さんを特別講師に迎え、避難所のレイアウトを考えたり、実際に設営を体験した。

 災害時の避難所体験をする中で社会的弱者への援助について考え、保育者としての知見を深めることをねらいとして実施した。はじめに、東日本大震災や熊本地震での避難所の様子を捉えた映像や写真を見た。

 体育館入り口近くの寒い場所で過ごし、急性心筋梗塞で亡くなった高齢者の事例や、それぞれの避難者が過ごすスペースや支援物資の置き場が空間いっぱいに設けられ、プライベートを保つことが困難であることなどを学んだ。

 坂井さんは「避難してからの生活が長い。これまでは避難するまでの訓練しかしていないが、避難した後に避難所をどうしていくか考えることが重要」と語った。

 グループワークでは9グループに分かれ、同短大体育館に避難所を設けることを想定し、避難所に必要な物をレイアウトして模造紙に書き込んだ。学生は子どもや高齢者、障害者、乳幼児の母親など、災害時に支援が必要となる人々が過ごしやすくなるよう、意見を出し合った。

 続いてグループごとに発表。ステージに支援物資をまとめたり、寒さ対策としてダンボールや学校の備品を床や入り口などに貼るといった意見が目立ち「体育館の真ん中のほうで高齢者や子どもが過ごせるようにするのがいい」「車椅子が通れるよう通路を設ける」などと説明した。

 ほか、医務室や授乳室を設けたり、医師や看護師、保育士の配置の必要性を挙げるグループも。発表後、避難所の設営を体験し、あらためてレイアウトを検討した。

 坂井さんは「災害時は常に当てはまる支援方法はない。きょうは答えでなく考え方を学んでほしい。飯田でも災害が起こる可能性は高い。知っているかいないかで、自分や家族、避難所の人たちの命を左右することになるかもしれない。きょう学んで考えたことを、少しでも持ち帰ってもらえたら」と話していた。

  

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