女子高が獣害の問題考える体験学習

学校・教育

[ 2020年 1月 27日 月曜日 16時34分 ]

 飯田女子高校(有馬乃校長)は25日、飯田市上郷公民館で、食品ロスや獣害の問題を考える体験学習を開いた。1、2年生の約20人が参加し、同市南信濃の猟師、益山勝人さん(42)の指導で鹿の解体や調理を体験し、「命をいただくこと」について考えた。

 地域を知り、人に出会うことで視野を広げ、進路に役立ててもらうとする、同校「飯女地域体験学習」の一環。今回は本年度5回目の企画となった。

 鹿の解体体験に先立ち、益山さんが講演。捕獲駆除された動物の多くが廃棄処分されている現状を伝えた。

 益山さんは「私たちは何かの命をもらい生きている。動物を使い切ることが命を尊ぶことになる」とし、「命をいただくことは命を“つなぐ”こと。自然、命、人、物がつながり合い、循環するような社会を考えて」と呼び掛けた。

 解体体験では、体長約1メートルの子鹿2頭を使用。益山さんが1頭をさばき、肉の切り方や部位を説明した。

 生徒たちは残り1頭の解体に挑戦。おそるおそるナイフを入れながらも、真剣な表情で皮を剥いでいった。鹿肉はキーマカレーとカツレツに調理して食べた。

 2年の中村ななみさん(17)は「解体を体験して命の尊さを感じた」とし、「私たちは他の命で生かされているという感謝の気持ちを大切にしたい」と話した。

◎写真説明:益山さんの指導を受けながら鹿の解体に挑戦する飯田女子高の生徒たち(上郷公民館で)

  

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