学年超えて自主性育む

学校・教育

[ 2020年 6月 30日 火曜日 15時18分 ]

 飯田下伊那地域では初の義務教育学校「根羽村立義務教育学校根羽学園」が4月に開校し、約3カ月が経過した。1~6年生の前期過程20人、7~9年生の後期過程19人の計39人が同じ学び舎で学校生活を送る。学園を訪ね、児童生徒の様子を追った。

 休み時間の体育館では5、6年生がソフトバレー、1、2年生がバドミントンをするなど、学年の垣根を越えて思い思いの時間を過ごしていた。部屋の角では4年生と3年生が「太鼓活動」の発表に向けて練習。上手く吹くコツを教え合う姿もあった。

 3時限目、算数教室では7年生7人が数学の授業を受けていた。例題を熱心に解く彼らが座るのは根羽スギ製の椅子と机。子どもたちに村の特産品に触れてほしいと願って5年ほど前に取り入れ、学園開校に伴って村森林組合が15組を新たに作製した。スギの香りが部屋中に漂い、児童生徒らからも好評だ。 

 義務教育学校は、学校教育法の改正で2016年度から創設が可能になった小中一貫校の1つの形態。1人の校長の下に小中一貫の教職員組織を置き、9年間の学校目標を設定して系統的な教育課程の編成、実施ができる。

 根羽では小中学校の既存校舎を使い、旧小学校をホームルーム棟、旧中学校を教科棟として使用。5~9年生は教科担任制で、各専科で授業を受ける。

 昨年度は旧小中学校合同でマラソンや避難訓練などのイベントを開催。開校に向けて縦のつながりを意識して活動に取り組んだ。

 5、6年生が部活動に参加できるのも義務教育学校ならでは。秋頃になると後期過程から始まる部活動を見据え、月数回のペースで練習に参加する。

 中原秀樹校長は「上級生が下級生を気にかけ、下級生が上級生を手本にする姿など、義務教育学校だからこその交流が生まれている。これからも学年を超えた活動を通じ、学校目標である自主性や思いやりを育んでくれたら」と話した。

◎写真説明:根羽スギの机と椅子で授業を受ける7年生

  

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