飯田下伊那各地の小中学校で、2学期の終業式が行われた。1年間でもっとも期間が長く、運動会や遠足、文化祭などさまざまな出来事があった2学期の思い出を胸に、児童生徒らは冬休みを迎える。
飯田市立川路小学校(畑英利校長、児童100人)では、27日に終業式を実施。児童を代表して、5年生の2人が、2学期を振り返って発表した。
収穫祭や算数、家庭科など、楽しかった行事や授業で頑張ったことを発表し「3学期は6年生とバトンタッチしてしっかり送り出したい」などと抱負を語った。
畑校長は、同校に在籍する福島県南相馬市の児童が東日本大震災前に通っていた学校周辺の様子などを撮影した写真を紹介しながら、数日前に訪れたという被災地の現状について語り「私たちはいつものようにお年取りをし、元旦を迎えられる。この当たり前のことが一番大切でありがたいと感じた。良い年を迎えて、新学期にまた元気に会えることを楽しみにしている」と呼び掛けた。
南信教育事務所飯田事務所によると、26―28日の3日間に飯伊の公立小中学校で終業式が行われた。27日にはもっとも多い42校が実施。3学期の始業式は1月5、6、10日に開かれる。