小中連携・一貫教育推進委が報告会

学校・教育

[ 2014年 10月 12日 日曜日 9時55分 ]

 第3回飯田市小中連携・一貫教育推進委員会(塩沢一志委員長、30人)は10日、追手町の市美術博物館で開いた。飯田東中学校区の追手町小と浜井場小、丸山小、飯田東中がりんご並木で行った小中合同収穫作業を見学し、同校区での連携・一貫教育の取り組みについて報告を聞いたり、意見交換などを行ったりした。

 りんご並木での収穫作業見学後に同館へ移動。追手町小の池上幸治校長が同校区の連携・一貫教育の概要について、飯田東中の田中清一教諭がまちづくりを視点にした学校づくりの取り組みについて発表した。

 同校区では本年度、「丘の上」に愛着を持ち、自主・愛他の精神に満ちた子どもの育成を目指し、▽学力・体力の向上▽人間関係づくりと心の育成▽地域・家庭との連携―の3点を進めようと9つのテーマ別委員会を立ち上げ、指導課題と解決に向けた手立てを設定して具体的方策を練り、実践。その成果と課題について分析し、年間計画や指導計画の作成を進めている。

 テーマ別委員会のうち生活科・総合的な学習の時間を扱う委員会では、まちづくりに主体的に関わろうとする児童生徒を小中9年間で育成することを課題としている。浜井場小では本年度初めて遠足で丘の上の城下町遺構を見学する取り組みを実践。今後さらに、総合的な学習の時間で江戸時代の飯田町について探究的に学んでいく方向性を模索している。

 田中教諭はまちづくりに着目した理由として、飯田東中の生徒の提案で誕生し、以来世話を続けているりんご並木での活動を取り上げ「並木創設の初心はまちづくりへの中学生の参画。市街地の人口減少が進む中で我が街の過去・現在・未来について学び考えることで探究的な学習が成立する。東中学友会のモットーである自治と奉仕の精神を育む教育としても位置づけられる」とした。

 まちづくりを視点とした学習として、同校では学年ごとに阿南町新野地区や北信、京都市を訪ねてまちづくりに関わる人々の実践や活動への思いを聞く聞き取りを行っている。田中教諭は3年間を通した実践の結果「まちづくりに努力する大人との出会いにより地域参画の態度が養われ、自らのあり方や生き方について考える姿勢が育ってきた」と振り返っていた。

 報告に続いて、同館プラネタリウムでりんご並木に関する番組を鑑賞。研究協議で、飯田東中学校区の取り組みに関する意見交換などを行った。

  

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