小中連携・一貫教育推進委員会開く

学校・教育

[ 2011年 9月 30日 金曜日 12時28分 ]

 第3回飯田市小中連携・一貫教育推進委員会(小林諭史委員長・16人)が29日、市役所で開かれた。「小中一貫教育全国サミットin呉」の参加報告を聞いたほか、市小中連携・一貫教育のモデル校区となった竜東中学校区と鼎中学校区の実施計画第2次案について協議した。

 冒頭、あいさつに立った小林委員長は「この委員会を学校統合の前提と捉えている意見を何人かの方から聞いた。純粋に小中連携・一貫教育に向けて活動していることを、徹底して周知しなければならない」とし、「モデル校区で進めている一貫教育の研究を、他の校区にも広めていければ」と語った。

 次に、7月に呉市で開催された小中一貫教育全国サミットにかんする報告が行われた。同市では2007年から全中学校区で小中一貫教育を開始。9割は小中の校舎分離型で、現行の学習指導要領に即しながら、立地条件や学校規模に応じて各校区の特色を生かした教育を行っている。

 サミットでは各校区の取り組み発表や他県での実践報告、シンポジウム、講演を実施。千葉大学の天笠茂教授による記念講演「小中一貫教育を展望する―これまでの10年、これからの10年―」では、教員の意識改革や地域に根ざした小中一貫教育の必要性などが説かれた。

 サミットの報告に続いて、竜東・鼎校区から、来年度に実践を予定している小中連携・一貫教育の実施計画案が発表された。

 竜東校区では目指す子どもの姿を教職員、保護者、地域、児童生徒で共有し、中学校卒業までを見通した授業規律や学び方、家庭学習指導の改善によって、児童生徒の学力向上と教師の指導力向上を図る。このため▽小中連携・一貫教育推進のための組織化▽「めざす子どもの姿」の決めだしと共有化▽中学校まで見通した授業・家庭学習の共同研究と推進▽6年生の中学校体験、中学生との交流▽小学校間の連携による活動▽地域を舞台とした取り組み―などを行う。

 鼎校区は、一人ひとりの確かな学びと、自己肯定感を育む生き方を支援するための連携の確立と実践を課題とし、学力向上や不登校問題の解消、特別な支援を必要とする児童生徒への一貫した指導を主眼とした。また「小中連携・一貫教育を効果的に推進するために小中兼務の常勤職員を」と、学習にかんする助言や不登校児童生徒への指導にあたるコーディネーター配置を委員会に要望した。

 外部有識者として牧野欽次前教育委員長は「子どものやるきと気付きをどう起こすか。いまできること、やらねばならないことを明確にして始めていかなければならない」と話し、小林委員長は「各校区の特徴を生かした連携を考え、具体化を進めてもらいたい」とした。

 今後もモデル校区内で実践計画案について研究を進め、委員会で協議を行う。

  

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