小中連携・一貫教育 2地区で住民と意見交わす

学校・教育

[ 2011年 12月 1日 木曜日 15時57分 ]

 飯田市小中連携・一貫教育に関する地区説明会が11月29、30の両日、モデル校区として選定された鼎と竜東地区で開かれた。多くの地域住民や小中学校PTA、公民館関係者らが参加。市教育委員会が来年度から実践を予定している小中連携・一貫教育について説明し、参加者と質疑応答を行った。

 市では「地育力による心豊かな人づくり」を目標に、家庭と地域、行政が一体となって義務教育9年間を系統的に捉えた指導を行うことを目指している。小中の連携をスムーズに行うことで、学力・体力向上や生徒指導の充実、不登校問題解決などを図る。

 6月には学識経験者や地域代表者、教職員、保護者、学校評議員、公民館関係者からなる市小中連携・一貫教育推進委員会が発足。7月の市教委定例会では、他校区に先駆けて一貫教育の実践研究を行うモデル校区として、鼎・竜東の中学校区が正式決定した。

 地域の資源を積極的に活用した飯田型の教育を行うために、地域住民に一貫教育について理解を深めてもらい、学校と連携して児童生徒の育成に参画してもらおうと、両校区の対象地域で説明会を実施した。

 29日に鼎公民館で開かれた説明会には約60人が参加した。はじめに市教委から、一貫教育推進の経過や、実践研究を進めている鼎中・鼎小の取り組みについて説明。中学校の教職員による小学校での出前授業や、両校教職員合同での教科会、小学生の中学校見学、地域の行事への参加―などを取り上げた。

 続いて質疑応答が行われた。小中学校の保護者からは「合同で教材研究をしたり、中学校の先生が小学校で出前授業をするような時間はあるのか。その分子どもたちが自習になったりしないか」「学力問題を解決するなら、少人数学級にしたほうが先生の負担が減り、一人ひとりに目がいくのでは」といった声が挙がった。ほかにも特別支援学級やコミュニティースクール、学校評議員制度の見直しなどに関する意見・要望が出された。

 学校教育専門幹は「先生方の現状は忙しいが、合同での研究会などは長期の休みにまとめてできるのでは。出前授業は中学校のテスト期間中に行うことを計画している」とし、「少人数学級については要望として受けとめたい」とした。

 伊澤宏爾教育長は「先生が互いに授業を見合ったり、指導しあうことで先生の教育力アップを図ることも必要。もっと研究や工夫をして、子どもの学力や体力の向上、不登校問題などを解決していきたい」と話していた。

  

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