小中連携教育 緑ケ丘中学校区で学習内容と指導方法を共有

学校・教育

[ 2013年 11月 21日 木曜日 12時47分 ]

 飯田市立緑ケ丘中学校区の松尾小、下久堅小、竜丘小で19日、4校の全教職員ら約120人が3小学校に分散して「学力向上に向けた日々の授業づくり」について研究・討議する第2回小中連携会議があった。授業を参観した後、日々の授業づくりのあり方についてそれぞれ話し合った。

 下久堅小学校で開かれた小中連携会議では、授業参観をした参加者約20人が2グループに分かれて「授業を見ての感想」や「学力向上に向け小学校、中学校を通して大切にしていきたいこと」などについて討議した。

 この中で、中学校の教員は「丁寧な繰り返しがなされている。変化をもたせながらの定着が図られている。前向きに元気よく学ぶ子どもの姿が見られた」「ノートに板書を書き取る習慣や道具の使い方、グループ活動では自分の考えが言えていた」といった感想が聞かれた。

 「発言について小中で話し合いたい。小中の指導方法や指導内容の共有が大切」「学力向上に向けて、その日にやったことをその日に宿題で定着できるように授業内容に合った提出ノートができるとよい」「学習障害のある子はなるべく早く発見してほしい」といった意見や要望も出た。

 会議に参加した市教育委員会の村澤資憲学校教育専門幹は「緑中は大きな学校(生徒数約800人)で、モデル校区の取り組みをそのままやるのは難しいしその必要もない。子どもの学びと育ちをつなげるため、いくつかの柱を定めて実践することが大事。校区の良さを子どもたちが実感できるよう、お互いの学校の良いところを学び合って自身の授業に生かしていただきたい」と講評。

 下久堅小の曽根原弘校長は「顔をつき合わせ、授業を基にそれぞれの思いを話し合って授業の改善を考えることができた。小中連携教育の形態として、ただ連絡・交流するだけでなく、最終的にはカリキュラムの接続を目指す。教育内容と指導方法を共有していくことが求められる」と強調した。

 飯田市の小中連携教育は本年度から市内の全通学区でスタートした。曽根原校長は、小中連携教育での子どもの成長が▽キャリア教育▽判断力・思考力・表現力▽人間関係づくり▽言葉づかい・あいさつ・返事▽ふるさと教育・郷土愛▽自尊感情・自己肯定感▽他者の尊重・協力―にみられると指摘。

 「教職員も目指すのは義務教育9年間の学びと15の春を迎えた姿。小学1年生からの学びの積み重ねにより初めて実現できる。9年間の成長の過程を小中・家庭・地域みんなで考えるという考え方に変化している」と話していた。

  

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