小学校と一緒に学ぶ「浪合学校」の取り組み

学校・教育

[ 2019年 2月 20日 水曜日 15時26分 ]

 阿智村浪合では、地域住民が浪合小学校の活動に参加して一緒に学ぶ「浪合学校」という取り組みを続けている。19日には、5年生児童と住民らが村内で伐採した枝などをチップにする作業を体験。今後も、子どもたちが興味を持った活動に住民が一緒になって協力していく。

 浪合では、旧村時代から「村全体が村民全ての浪合学校」という言葉があったものの、実際に住民が学校の授業に関わる機会は少なかった。近年になりコミュニティスクールの推進や、少子化が進行して「大切な子どもたちのために何かしたい」と思う住民が増えたこともあり、総合学習などをきっかけに「浪合学校」の取り組みが広まりつつある。

 学校活動に地域住民が関わる場合、講師役以外の一般住民にも広く参加が呼び掛けられ、大人も子どもと一緒に学ぶことが特徴。林業の間伐体験や製材所見学、炭焼き、大豆を栽培しての豆腐やみそ造りなど幅広く活動している。

 5年生11人は、元森林組合職員の佐々木光信さん(76)などから、木工体験を教わり飯伊森林組合の製材所見学も行った。今回は木材活用の一つの手段として、木のチップ化に挑戦。住民は畑や道路脇などの支障木を伐採してチップにする枝を集めた。村振興室を通じて飯田ヂーゼル(飯田市松尾明)に粉砕機の貸与を依頼したところ、同社が無償で体験提供してくれることになった。

 子どもたちは、同社のスタッフから安全確保などについて教わると、早速作業へ。長い木の枝を手に持って恐る恐る機械に入れると、ぐいぐい枝が引き込まれてチップになって吐き出された。

 5年男子児童らは「入れた時、振動がきて驚いた。木は柱だけじゃなくて紙や燃料にもなってすごい」、「木は山にあふれてるけど、いろんなことに役立つ。たくさんの体験ができてうれしい」と話した。大量にできたチップは、くん製作りなど子どもたちが興味を持った活動に利用していく。

 福澤則雄校長は「地域の方にできることは何でもやるという雰囲気がある。今回もハムスターの巣箱に木くずを入れたいという話から始まった。本当にありがたいことだ」と感謝する。

 佐々木さんは「熱意ある先生のおかげで、我々も学校に関われるようになった。一緒に活動する時は常にオープンにして誰でも参加できるようにした。親世代は共働きでなかなか来られないが、地域の皆で子どもたちを育んでいきたい」と話した。

◎写真説明:粉砕機で木をチップにする子どもたち

  

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