東京学芸大学(東京都小金井市)の教育学部3年生38人が7日、阿智村浪合小学校(福澤則雄校長、38人)を訪れ、学校参観と交流会を行った。
同大学との交流は、浪合学校の建築に同大学の平野朝久教授が携わったことをきっかけに1992年から始まった。小学校教諭を目指す学生らが毎年、浪合を訪れている。
学生らは各学年の授業を参観し、休み時間には体育館で児童と一緒に遊んだ。3時間目には、学年ごとに分かれて児童と交流会。互いに自己紹介し合うと、人間知恵の輪や鬼ごっこなど学生が企画したゲームを楽しんだ。
引率の伊藤秀樹講師によると、学生にとって都内と異なる授業や掃除など形式を知る機会、児童との交流は今後予定する付属小学校での教育実習につながる体験になっている。
同大学3年の女子学生(21)は「3学年合同での体育の授業を見たが、学年の垣根がなくまとまっている。小規模校ならではの良さを感じた」と話していた。