松尾代田で寺子屋始まる

学校・教育

[ 2013年 7月 27日 土曜日 8時44分 ]

 宿題で泣かない夏休み―をキャッチフレーズに、夏休みに入った地域の小学生のきまりよい生活と勉強を地域で支援する「寺子屋」が26日、飯田市松尾代田公民館で始まった。8月11日までの17日間、午前6時半からラジオ体操をした後、同7時半まで45分間、趣旨に賛同した地域の「師匠」13人が子どもたちの宿題や工作などを教える。

 代田地区の寺子屋は、昨年度に続いて2年目。「地域の子どもは本来、地域で育てる」という趣旨に賛同した地域の人たちが運営委員会をつくり主催している。昨年の夏休みは小学生21人が参加し、師匠7人が支援したが、ことしは小学生が24人、師匠も13人にそれぞれ増えた。ことしの冬休みには書初めの寺子屋も1日開いている。

 発起人の1人で運営委員会の事務局を務める男性は「上久堅小学校の校長時代に上久堅の風土舎が地域の子どもを育てているシステムを知り、退職したら自分もやろうと思った。公教育が学校教育で始まる前は、地域の子どもは地域で育てるという寺子屋の思想があった。大事なことは学校にまかせきりにしないこと」と趣旨を説明した。

 この日開いた始めの会「入山式」で、松尾地区青少年健全育成会代田支部の古川拓也支部長は「夏休みの課題や工作などを師匠にしっかり習って勉強してほしい。大事なことは休まないこと。1日出れば1歩前進、1日休めば3歩後退」と子どもたちを激励。

 同支部長を昨年務めた師匠の男性(45)らこの日が当番の師匠5人は「自分が小学生の時は夏休みに遊んでばかりいて一番最後の日に泣いた思い出がある。休みの始めの日に次の日の分まで勉強して楽しい夏休みを」「毎朝、皆さんの元気な姿を見にくるのが楽しみ」などと小学生に語り掛けた。

 参加した小学生たちは正座し礼儀正しい様子。さっそく宿題帳を開き、それぞれの勉強に取り組んだ。5年生の女子児童は「昨年参加して楽しかったので、今年も参加した。漢字を書くのが苦手」といい、漢字の宿題に熱中していた。

 31日に工作教室、8月6日には星見の会がある。始めの会で子どもたちの勉強ぶりを参観した母親たちは「こういう場があると助かる。親が教えてもなかなか理解してくれない」と喜んでいた。

  

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