松尾代田で寺子屋始まる

学校・教育

[ 2012年 7月 28日 土曜日 7時24分 ]

 宿題で泣かない夏休みを―。飯田市松尾代田公民館で27日、夏休みに入った地区内の小学生たちが朝の勉学に励む「代田地区寺子屋」が始まった。1~6年生の「寺子」20人が8月12日まで、ラジオ体操終了後の45分間、鉛筆を走らせる。

 「地域の子どもは地域で育てよう」「夏休み中の規則正しい生活と勉強を支援しよう」と、同市上久堅地区の活動をモデルに初めて試みた。元上久堅小学校長の松澤秀明さんを中心に代田地区の自治会やPTAなどの関係者らで運営委員会を結成。寺子を支援する「師匠」は元教諭や会社員など地区内の大人7人が務める。

 初日の27日は開校式にあたる「入山式」があり、同館前でラジオ体操を終えた寺子たちが師匠らと対面。「あいさつや礼儀を大切に」などの注意点を聞いてから、さっそく「夏休みの課題帳」の1ページ目を開き、問題に挑んだ。

 自学自習を基本にして、分からないことは同学年の友だち、上級生、師匠に聞いていく方式で進行。寺子たちは「まだ眠い」「朝も暑い」などの声を時折こぼしつつも、隣同士で教え合ったり、師匠に相談したりして勉強を進めていった。

 1年生の女子児童は「初めてだったけど、友だちと一緒に朝から勉強ができて楽しかった」とにっこり。課題帳以外にも挑戦した同年の男子児童も「こくごとさんすうをしっかりできた。明日も頑張るぞ」と気合を入れていた。

 松澤さんは「子どもたちが『いい夏休みだったなあ』と思えるお手伝いができれば。朝に勉強をしっかりこなし、家などでの時間を有効に活用してもらえるとうれしい」と話し「他地区でも同様の取り組みをぜひ広げてほしい」と期待していた。

 寺子屋期間中は「お楽しみ行事」として、8月2日に上久堅地区の講師を迎えての工作教室を、7日の夜は星空観察会も予定している。

  

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