松尾小 「まけるな」相撲大会 全校児童が参加

学校・教育

[ 2015年 10月 30日 金曜日 16時10分 ]

 飯田市立松尾小学校(林司校長、774人人)で27、28の両日、全校児童が参加する「まけるな相撲松尾場所」が開かれた。学校目標の「まけるな」を具現化するため精神力を鍛えるのが目的。ことしで9年目を迎え、同校の特色ある活動の1つとなっている。

 同校には2007(平成19年)年、松尾出身で日本相撲連盟会長だった故松村豊さんによって土俵がつくられ、個人戦男女トロフィーと団体の部6年優勝カップが寄贈された。団体の部5年―1年の優勝カップは当時の伊藤雅之校長が寄付。個人戦男女優勝者には毎年PTA特別会計からメダルが贈られる。

 児童たちは体育の授業で相撲に取り組むほか、相撲大会に向け2週間前から学年ごとに朝と午前の20分休みに強化練習を重ねてきた。大会は学年ごとに2日間に分かれ、クラスごとの団体戦と男女の個人チャンピオンを決める個人戦を展開。力のこもった試合に児童や父兄から大きな歓声と拍手が送られた。

 この4月に赴任した林校長も熱戦に感動。「1対1で向かい合う場が子どもたちにとって数少ない。そのような場を持てるのは子どもにとってしあわせだし、親や先生にとってもその瞬間を見れてしあわせ」と感想を語った。

 同校には部活としての相撲部があるほか、伊賀良や上郷などの小学生も参加する社会体育の地域スポーツとしての相撲クラブもある。2年の時から相撲部に入っている6年の男子児童(12)は「個人戦で5年の時も優勝したので2連覇が目標。緊張するが自信はある」と語った。

 児童たちの相撲指導にあたる監督によると、同校の相撲大会は全校生徒が必ず取り組む学校行事として全国的にも珍しい。「自分の弱い心にまけないで人と向き合ういい経験になる」と言い、礼儀作法の指導にも力を入れている。

 6年生の孫の応援に訪れた男性(68)は「木曽出身の御嶽海もいるので、相撲が県全体に普及してくれれば。子どもたちの元気なしぐさを見ると元気がもらえる」と話した。

  

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