松川高 選択授業で「手話」の成果披露

学校・教育

[ 2015年 10月 1日 木曜日 10時23分 ]

 松川高校は、3年生の選択授業「コミュニケーション技術」に手話を取り入れている。本年度は男女22人が選択し、29日は4月からの成果を披露。それぞれ手話を使って自己紹介して見せた。

 飯田市大瀬木の男性が11年前から講師を務める。男性は3歳ごろの高熱で耳が聞こえず話せない。そのため生徒たちは女性手話通訳者を通して学ぶ。

 コミュニケーション技術は前期に手話、後期に点字を行うため、この日は手話の最終回。生徒たちは1人ずつ登壇し、名前や誕生日、趣味、好きなスポーツなどを手話で紹介した。

 3年の女子生徒の一人は進学後に保育の仕事を希望する。「障害を持つ子どもたちにも対応できるように」とコミュニケーション技術を選んだ。発表では照れ笑いを見せながらも巧みに両手を動かし、拍手を受けていた。

 7月の同校文化祭では流行の歌詞を手話で表現した。4月から授業に加わり、文化祭でも生徒ともに発表した新海節生校長は「生徒と一緒に学ぶ良い機会になった」と話した。

 授業後は男性講師を囲んで集合写真を撮り、別れを惜しむ生徒の姿もあった。男性講師は「ここで学んだことを忘れないでほしい。みんなが手話を理解し、コミュニケーションがとれる運動が広がれば」と願った。

 選択授業は週に2回。10月からの後期では点字を学び、年度末には点訳した絵本を作って県松本ろう学校(松本市)に贈る予定。

  

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