松川高の依頼で下農高が種まき~被災地に笑顔の花を~

学校・教育

[ 2012年 4月 23日 月曜日 15時52分 ]

 奉仕活動や国際交流活動を展開する下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)のインターアクトクラブは20日、東日本大震災の被災地に送るペチュニアなどの花の種まきを同校で行った。松川高校(松川町上片桐)生徒会からの依頼を受け、同校が協力した。

 ペチュニアの種は、昨年に宮城県石巻市の湊小学校で咲いた花から採れたものを使用。両校とも交流があり、現地で風呂の設営などのボランティア活動を展開した「アラブの子どもと仲良くする会」の西村陽子さん(千曲市出身)が松川高に届けた。同校生徒会は「種から咲かせた花を石巻に届けたい」と発案し、専用の設備が必要な発芽の工程を業者や下伊那農高に依頼していた。

 20日の種まきには同クラブのメンバー39人のうち、21人が参加。依頼された石巻のペチュニアのほか、独自に2種類のマリーゴールドをそれぞれのトレー内にまき、温室の園芸ハウス内に運んだ。順調なら1週間ほどで発芽するといい、その後に苗をポットへ移し替える作業を行う。

 同クラブの会長を務めるアグリサービス科3年の女子生徒(17)は「下農で育った花が被災地に届けられ、現地の人たちの笑顔も咲かせてくれれば」と期待。同校は昨年末にも育てたリンゴを石巻に届けており「農業高校らしい支援活動ができてうれしい」と話していた。

 ペチュニアの苗は業者分を含めて約4000株を予定。松川町の協力も得て町内各地で育ててから、松川高生徒会の代表らが6月中旬にも石巻を訪れ、仮設住宅や高校などに届けるという。下農のマリーゴールドは約500株を見込み、寄贈方法などを今後詰める。いずれの種類も10月下旬ごろまで花を咲かせるという。

  

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