松川高校(矢澤要輔校長)は29日から31日まで、台湾の国立大甲高級工業職業学校の教育旅行生15人を受け入れ、授業体験や交流会などを行う。29日には歓迎セレモニーが開かれ、松川高校生徒会役員らが学校紹介などを行った。
大甲高級工業職業学校は、電機、電子、建築などを学ぶ工業高校。今回の訪日旅行には1、2年生15人が参加し、2週間にわたり松川高校をはじめ野沢南高校、蓼科高校、県立工科短大を訪れ、日本の高校について理解を深めるとともに技術を高める機会と位置付ける。
松川高校では、授業や部活動の見学・体験をはじめ、茶道や書道といった日本の伝統文化にも触れる。また、松川町内の農園でリンゴの収穫体験や、豊丘村の天恵製菓で工場見学も予定されている。
セレモニーで矢澤校長は、「文化の違いに驚かれることもあるかもしれないが、交流を通じ相互理解を深めることができれば」と歓迎のあいさつ。また、生徒会長は、「短い時間ですが、日本の高校生活を理解してもらえればうれしい。仲良くなってください」と呼び掛けていた。