泰阜中 体育授業で弓道 的目掛けて矢放つ

学校・教育

[ 2015年 10月 31日 土曜日 11時42分 ]

 泰阜村の泰阜中学校2、3年生が今月上旬から保健体育授業に弓道を取り入れ、29日に最終日を迎えた。3年生は村役場隣の弓道場を初めて使い、講師を務めてきた松島貞治村長をはじめとする高段者らが見守る中、26メートル先にある直径36センチの的目掛けて矢を放った。

 2012年から中学校の保健体育授業に武道が必修化され、同校は村内で盛んな弓道を選択。教士6段の腕前を持つ松島村長など村の弓道連盟に所属する6人が講師を引き受け、2年生13人と3年生13人が同中体育館で計9時間の鍛錬に励んできた。

 基礎を学ぶ2年生に対し、3年生は昨年(9時間)に続く授業で、本年度は矢を放つ所作を中心に学習。最終日は3年生が初めて弓道場に訪れ、実際の雰囲気を味わった。

 生徒たちは、「力が上手に伝わらないと失速する」など講師からのアドバイスや弓の角度、引き方の指導を受けながら真剣な表情で取り組んだ。1発目で見事的を射抜いた男子生徒(15)は「2年生で習ったことを振り返るとともに、全体を含めて考えながら練習に励んできた。当たった瞬間はとても気持ち良かった」と笑顔だった。

 松島村長は「弓道を取り入れてるのは県内でも唯一。弓は日本の文化でもあり、まずは興味を抱いてもらえれば」と語り、減少傾向にある弓道人口の増加にも期待を寄せた。

  

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