泰阜村立泰阜中学校(木下啓爾校長)の生徒会有志31人は26日、村内など5カ所でボランティア作業を行った。福祉施設での清掃やお年寄りとのふれあいを通じて地域に貢献した。
日ごろお世話になっている地域の人々に感謝しようと続ける生徒会有志の奉仕活動の一環として毎年、年度の締めくくりに実施。同校の生徒会はボランティア作業のほか、ごみ拾いなどの地域の環境美化作業も継続して取り組んできた。
今回は村内の特別養護老人ホームやすおか荘、高齢者支援ハウスやすらぎの家、阿南町の介護保健施設アイライフあなん、村内の個人宅の5カ所に分かれてそれぞれでボランティア活動を行った。
このうち、平島田のやすらぎの家では生徒5人が参加。生徒たちは掃除用具を持って廊下など共用部分の窓拭きや床の掃除などの作業に取り組んだ。掃除が終わると、入居するお年寄りとの茶話会で交流した。
同施設は一人暮らしの高齢者10人が暮らす村営の共同住宅。毎年、若い子どもたちと会うのを楽しみにしている人も多いという。
生徒会副会長で2年生の柴崎結香さんは「日ごろはあまり地域のお年寄りと会う機会が少ないので、この機会に触れ合えたら」と話していた。