浜井場小5年生が遠山郷と交流

学校・教育

[ 2011年 7月 16日 土曜日 13時26分 ]

 文部科学省の事業をきっかけに4年前から遠山郷と交流している飯田市立浜井場小学校の5年生32人が13、14の両日、遠山郷を訪れ上村の下栗や南信濃の木沢地区と交流した。ことしも自然とともに生きる両地区の暮らしに触れ、祭囃子の練習を重ねて12月の霜月祭りに参加する。

 市街地で暮らす子どもたちに、里山の生活や自然、伝統文化などに触れて学びを深めてもらおうと、4年前から5年生を対象に実施し、事業終了後も継続している。

 ことし2回目の交流会となった今回は、V字谷の険しい傾斜地に広がる下栗の里の各家庭に民泊し、下栗イモやブルーベリーの収穫、牧割りなど農作業を体験。各家庭が用意した夕飯をほおばり、交流を深めた。

 2日目は、木沢地区の旧木沢小学校で木沢地区活性化推進協議会が迎え、霜月祭りの祭囃子を練習した。6月の初交流で全員に手づくりの笛を贈った松下秋広さん(62)が講師を務め、グループに分かれて練習。後半は太鼓も登場し、校舎いっぱいに軽やかな音色を響かせた。

 木沢では協議会や保護者が郷土食の五平餅をつくって迎えた。南信濃地区はこの日、最高気温が35度を超える猛暑日となったが、遠山郷観光協会が観音霊水でつくったかき氷をプレゼントする場面もあり、児童たちの笑顔が広がった。

 子どもたちは秋にも木沢小学校で民泊し、12月の本番、霜月祭りに備える。

 同行した浜井場小学校の熊谷芳巳校長は「住民の方々に絶対的な善意で受け入れていただき、自分の存在を見つめなおす貴重な体験をさせていただいている」とし、体験を通じて、普段とは異なる顔を見せる児童たちに「新たな自分づくりのチャンスにしてほしい」と願った。

 木沢活性化協議会の松下規代志さんは「児童のみなさんが木沢小を第2の母校だと思ってもらえるよう、深い交流をしていきたい」と期待を寄せていた。

  

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