清内路小の複式学級導入で住民説明会

学校・教育

[ 2020年 1月 31日 金曜日 15時43分 ]

清内路小学校の児童数減少を巡り阿智村教育委員会は4月、1人の学級担任が2つの学年を指導する「複式学級」を導入する。新学習指導要領を踏まえ、学ぶ力や社会性などの育成に必要と判断。学校側と対象児童の保護者による話し合いを経て、実施学年を最終決定するとしている。

清内路小は、児童数の減少により旧清内路村時代に複式学級を導入。2009年の阿智村との合併後は、村の方針による村費複式解消加配で教師を採用し、単式学級編成を採っていた。

本年度に在籍している児童は20人。1、2、4年生が各2人、3年生が6人、5、6年生が各4人となっており、村費加配で3人の教諭を配置している。県では2つの学年で複式学級を編成したとき、8人以下になる場合を複式学級の基準としている。

村ではこれまで、県基準以下の児童数でも複式学級編成を採らず、村費加配で単式学級を維持していたが、近年の急激な児童数減少を受けて18年4月に小規模学校課題研究委員会を設置。研究授業の実施や先進的に複式学級に取り組む飯田市上村小学校を視察するなどして、複式学級導入の検討を重ねてきた。

研究結果から、20年度より実施の新学習指導要領で求められる新たな時代に必要な「学力」「学びに向かう力」「社会性(対人関係力)」を育成するには「児童2人、担任1人のような学級では難しい」と判断。4月からの導入を決めた。

村教委によると、4月から村費加配で配置する教諭を2人にする一方、非常勤の複式支援員1人を採用。担任教諭と支援員の2人で複式学級の指導を行う。また、必要に応じて特別支援教育支援員の配置も検討する。

1月30日は2、3年生の複式授業を公開。夜には村教委が保護者や地元住民向けの説明会を開いた。
同16日の上村小視察と合わせ、出席者からは導入に賛成、前向きな意見が聞かれた一方、「先生の負担が増えることで、余裕がない状態で子どもたちと向き合うことになるのでは」「導入までが早すぎる」と不安視する声も複数挙がった。

黒柳紀春教育長は「児童、保護者、地域住民にとって複式学級の導入がプラスになると確信している」と強調。終了後の取材に「4月からの導入にご理解いただけたものと認識している」と話した。

村教委は「導入後もより良い指導のため研究を続けていく」とし、再来年度以降の編成は「その都度学校や保護者の理解を得ながら柔軟に対応する」としている。

◎写真説明:30日夜に開かれた説明会

  

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