阿智村立清内路小学校3、4年生6人は8月31日、伝統野菜「清内路かぼちゃ」の収穫作業を旧清内路中学校近くの畑で行った。草むらの中にカボチャを見つけると「あった」と声を上げて次々と収穫していった。
収穫体験は、地元の子どもたちに地域の伝統野菜に親しんでもらおうと地元の保存会により毎年開催している。同校1~4年生の児童は苗の定植にも協力したほか、学年によっては学校でも清内路かぼちゃを育てている。収穫したカボチャは学校給食にも利用する。
今回は7月15日までに開花したカボチャを収穫。目印の黄色いテープがついたカボチャを見つけると、保存会員の大人に手伝ってもらいながらはさみで切り取った。収穫したカボチャを拭いて計量する作業にも協力した。
4年生の男子児童(9)は「思ったより大きくなっていてうれしかった。清内路かぼちゃは大好き」と笑顔を見せた。保存会の櫻井道治会長(67)は「農家でない子どもが多いので、作業の体験は大事なもの。子どもたちに覚えてもらいたい」と話した。