熊の目撃情報受け熊よけ鈴配布

学校・教育

[ 2018年 6月 21日 木曜日 15時37分 ]

ランドセルから熊よけ鈴をぶら下げて下校する下條小の児童たち(20日午後3時すぎ)

 6月に入り、熊の目撃情報が相次いでいる下條村で19日から、地元小学生が「熊よけ鈴」をランドセルにぶら下げて登下校を始めた。村教育委員会が安全面を考慮し、下條小学校全校児童の約200人に配布した。時間になると「カランカラン」のかん高い鈴の音色が響き渡る。

 村によると、今月4日午後4時ごろ、同村陽皐休戸地籍に親熊1頭の目撃情報が寄せられ、小中学校は保護者らに安心メールで送り迎えを指示した。

 村内の中心部を通る国道151号に近かったため、村は急きょ、熊に自分の存在を知らせるための熊よけ鈴の購入を決定。費用11万円余を本年度一般会計補正予算案に盛り込み、村議会6月定例会で可決された。

 その後、村教育委が児童の人数分の鈴を購入。18日午後5時半ごろ、新たに同村陽皐上野原地籍で親子2頭の熊を見掛けたと同村振興課有害鳥獣担当に通報があり、19日までに学校に鈴を届けた。

 児童たちは20日も鈴を身に付け、複数人でまとまって下校した。教委によると、熊の目撃情報はそれ以降なく、これまでに人的被害や農作物の被害も出ていない。

 串原良彦教育長は「ここまで人家に近い場所で目撃されることは珍しい」とし、「鈴があれば絶対大丈夫というわけではない。各家庭でも協力して注意を呼び掛けてもらいたい」と話した。

 

  

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