生徒が考えた地域食材の献立給食を

学校・教育

[ 2009年 11月 11日 水曜日 15時05分 ]

 飯田市立飯田西中学校1年生が地域の食材を使った献立を考え、9日、同校や飯田東中など市内5校、1400人の児童生徒が味わった。地元産の野菜に加えて、同市天然記念物の「丸山の早生赤梨」も初めて給食に提供。生徒たちは生産者の丸山栄三さん(84)=同市丸山町=を迎えて、樹齢約120年、今も実をつけ続ける「根性梨」の話を聞いた。

 地域の食材を地域で食べる地産地消、食育の一環として、家庭科の授業でグループごとに地域の食材を使った献立を考えた。例示された地元の食材と、これまでの給食メニューを参考にして考えて、1年2組の4人が提案したメニューがこの日の給食に採用された。

 米はもちろん、肉団子スープのハクサイは大瀬木、シメジは下久堅、カップじゃがいものアルプスサーモンは座光寺、おひたしのホウレンソウは愛宕町、デザートのナシは丸山町産。スープのネギには1年生が農業体験で草取りをしたものが使われるなど、およそ60―70%は地元の食材だという。

 この日は、丸山共同調理場でつくる飯田西、東の両中学校と追手町、浜井場、座光寺の各小学校に提供。11日には1年1組のグループが考えたメニューを食べ、9日に給食がなかった丸山小には16日、「丸山の早生赤梨」が届けられる。

 献立を考えた1年2組の教室では、丸山さんが「120年の古木で今も元気で頑張って実を付けている。皆さんもこの木のように頑張って」と語りかけ、生徒とともに給食を味わった。メニューを考えたグループの一人、橋場尚将君は「おいしい」、藤原あすかさんはナシを食べ「作ってくれた人と、120年の重みを感じる」と話していた。

 家庭科の授業を担当した、同校の牧野優子教諭は「給食の後ろに、食材を作ってくれる人や調理してくれる人たちの存在を感じてほしい。献立づくりを通じて、自分たちの食に関心を持ってもらえたら」と願った。

  

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