高森町のコミュニティースクール「高森町小中学校運営協議会」(湯澤正農夫会長)は8日、第2回の会合を開いた。委員らが町内3小中学校を訪問して授業参観し、町の子どもをどう育てていくか現状や課題を共有した。
町全体のコミュニティースクールとして本年度発足。6月の初回はコロナ禍の学校教育や子どもの育ちについて意見交換したが、第2回は「実際に学校で過ごす子どもたちの様子を見て語り合おう」と企画した。
同日は3校とも同協議会委員に開放。委員らが各校を訪れ、授業や休み時間などの児童生徒の様子を見守った。
協議では、子どもたちの様子から「素直で優しいけれど積極性に欠ける。本来の力を発揮できる場が必要」などの課題を共有。「異なる立場で共通した見解を持つことが課題の解決につながる」「キャリア教育や子どもが地域に関わる活動を充実させたい」などと語り合った。
「なりたい自分への挑戦」を基本理念に掲げる町教育大綱(2020~29年)の概要も確認した。地域や家庭、保護者で町の目指す子どもの姿を共有するため、11月以降に地域教育懇談会を開催する。
◎写真説明:高森町の小中学校運営協議会