県飯田技専校 「技能五輪」出場選手を育成

学校・教育

[ 2015年 9月 28日 月曜日 13時15分 ]

 飯田市松尾明の県飯田技術専門校(熊谷和史校長)の機械実習室で26日、第53回技能五輪全国大会に出場する選手を育成するためのスキルアップ講座が開講した。12月に千葉県の幕張メッセをはじめ13会場で41職種の競技が行われる第53回技能五輪全国大会に向け、フライス盤競技1人、普通旋盤競技2人が11月28日までの毎週土曜日の10日間、午前9時から午後5時まで計70時間みっちり訓練を受ける。

 県大会は8月末に行われ、全国大会の参加者は10月下旬に発表される。しかし、それから準備していては間に合わないため、昨年から同校の施設を活用して選手の育成に努めている。

 熊谷校長は「県大会の結果によっては来年の全国大会を目指すことになるかもしれないが、今から準備をしていかないと全国レベルに対応できない。3人が勤める企業から『ぜひ訓練させてほしい』と要望があったが、本校としても施設を有効活用できるのでありがたい。この機会を十分生かして有意義に過ごしていただきたい」と激励した。

 3人が勤めるエヌ・イー(下殿岡)は、ことし3月に赤羽製作所(桐林)と合併し、9月1日に社名を「NEXAS(ネクサス)」に変更した。同社は6年前から毎年5月から8月まで、23歳以下の社員3人程度を対象に同校を職場に指定。技能五輪に挑戦し上位を目指すことで知識と技術の向上を図り成果を上げている。

 フライス盤競技で全国大会を目指し特訓を積む男性(22)は「ことし4月に入社して機械加工の知識がまったくない状態から研修に参加した。日々勉強することによってゼロから成長してきたと実感している。これからも日々努力して勉強していきたい」と抱負を語った。

 講師として指導にあたる男性(53)も1983年に当時二十歳で技能五輪全国大会に普通旋盤競技で出場している。その経験から「技能五輪は1つのことを追求する究極の世界。将来必ず生きてくる。若い人たちが日々失敗の経験を積み重ねることによって速く正確に機械の能力をフルに生かせるようになる」とアドバイスした。

  

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