県飯田技専校が建設機械オペレーション科開講

学校・教育

[ 2016年 10月 5日 水曜日 15時45分 ]

001技専校

 リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の本格的な進展に向けた建設業の担い手育成を目的にした初の公共職業訓練「建設機械オペレーション科」の開講式が5日、喬木村のアジマ自動車学校で開かれた。受講生20人が3カ月(317時間)の座学と実習訓練を費用無料で受けられる。修了すると、車両系建設機械や小型移動式クレーン、フォークリフト運転など4つの資格が取得できる。

 この公共職業訓練は、飯田市松尾明の県飯田技術専門校(熊谷和史校長)が、本年度の民間活用委託訓練の1つとして、初めて設定。産業車両訓練センターに認定されているロジスティックアジマ(矢澤文建社長)と委託契約を結んだ。費用は再就職支援事業で国から全額委託費を受け県が予算化した。

 受講生の募集は、ハローワーク飯田が毎週開いている離転職者対象のセミナーで延べ30回説明を行ったところ、定員20人を超える応募があり、試験の合格者を受講生に選んだ。同校では、離転職した求職者を対象に幅広い職業訓練を民間活用委託訓練として行っているが、これだけ応募があったのは珍しいという。

 開講式で、熊谷校長は「リニアや三遠南信道などで建設作業員の不足が見込まれ、人材を育成しないと建設工事が円滑にできなくなるので支援したい」と講座開設の目的を説明。「機械の操作だけでなくコミュニケーション能力を養い、即戦力となる地元人材を送り出したい」と述べた。申込締切後も問い合わせがあり、来年も内容や開催時期などを検討して開催したいとしている。

 矢澤社長は「期待に応えられるような成果を出したい。リニア建設工事が始まると建設機械の技術を持っている即戦力が必要とされる。頼れるのは自分の腕だけ。これに備えることができるタイミングで新しいトレーニングができることをうれしく思っている」とあいさつした。

 受講生の男性(31)=飯田市大瀬木=は「5月に製造業の会社を辞めた。ハローワーク飯田で説明を聞き、建設分野に興味があり、4つの資格を取りたくて応募した。費用無料で専門的な機械の操作を習えるのが魅力」と話した。

  

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