短大と伊那食品が共同実習、寒天加工品を開発

学校・教育

[ 2014年 1月 25日 土曜日 13時51分 ]

 飯田女子短期大学家政学科食物栄養専攻の栄養士養成カリキュラムで、伊那食品工業(伊那市)との共同実習が23日、飯田市松尾代田の同短大で行われた。2年生約50人が、同社の製品を生かして作った寒天の加工品を開発。官能検査の結果、成績の良い加工品が表彰された。

 栄養士養成カリキュラムの一つ「食品開発実習」のうち、同社と取り組む共同実習の授業で、6年目を迎える。学生たちが同社の製品を使用して缶や瓶詰めの加工品を考案、製作。レシピは同社に送られ、調理法の提案などに活用される。

 これまで介護食品をテーマとしてきたが、昨年度から同社の寒天製剤を使って調味料ジュレ瓶やジャム瓶、煮こごり缶などの開発実習に取り組んでいる。本年度は5回に渡る授業の中で、8班に分かれて班ごとに缶・瓶詰製品を開発した。

 実習最終日のこの日は、同社長野営業所主任の米山隆則さんが完成した製品を試食。調理法や工夫した点などを学生に尋ねながら、味や加工品のコンセプト、寒天製剤の生かし方などで評価していった。

 完成した加工品は、チーズケーキをジャムにしたものやウメとワサビのジュレ、甘酒のドリンクゼリーなど、それぞれアイデアに富んだものばかり。アルプスサーモンやブナシメジといった県内の特産品を取り入れたものが目立った。

 審査の結果、そばに掛けて食べるジュレとティラミスのジャム、中華風の煮こごりが優秀作品に選ばれた。最も評価が高かったそばに掛けて食べるジュレは、コンセプトの珍しさや材料の生かし方などが優れており「製品として即戦力になる」とされた。

 米山さんは「将来現場に出た時、いろんな加工品を使うことになる。どれも研究員が苦労を重ねて作り直してできたもの。この授業を思い浮かべて、栄養士として取り組んで」と呼び掛けた。

 担当教諭の川俣幸一准教授は「加工品を作る実習を通して、加工品のメリットとデメリットを知って現場で使ってもらいたい」と話していた。

  

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