竜東中が文部科学大臣奨励賞を受賞

学校・教育

[ 2015年 12月 19日 土曜日 8時56分 ]

 飯田市立竜東中学校(岩瀬晴雄校長)の2年生23人が昨年4月から取り組んできたフクロウやブッポウソウの生態調査で、このほど都内で開かれた環境省など主催の「第50回全国野生生物保護実績発表大会」に出場し、文部科学大臣奨励賞を受賞した。17日に市長を表敬訪問し、報告も兼ねて発表の実演を行った。

 同調査は、学生時代鳥類生態学を学んだ田畑孝宏教諭がフクロウや県天然記念物「ブッポウソウ」の調査保護活動を提案したのがきっかけ。総合的な学習の時間や休日を利用して野鳥分布調査と巣箱設置による保護活動を開始し、ことし7月末までに61回、計81時間の観察を行い、絶滅危惧種6種などを含む52種類の野鳥を確認した。

 また27個のフクロウ繁殖用巣箱を製作して学区内の山中に設置した結果、2つの巣箱で繁殖を確認。ブッポウソウの繁殖を確認することはできなかったものの、住民への聞き取り調査から生息を確認した。

 大会には全国から選ばれた9校が出場し、ボードなどに研究内容をまとめたポスターを貼って説明を行う「ポスターセッション」形式で行われた。他校は代表生徒で発表を行う中、竜東中は全員参加でグループごとに分かれて発表と質疑応答に挑み、環境大臣賞に次ぐ文部科学大臣奨励賞を受賞した。

 表敬訪問は代表生徒6人と岩瀬校長、田畑教諭で訪れ、実際の発表を再現。生徒の一人(14)は「活動を通して豊かな自然を感じることができた。地域と保護者の支援あってこそ。感謝したい」と感想を述べた。

 田畑教諭は生徒が鳥の鳴き声を識別するスキルを身に付けた点なども評価につながったとし「クラスの絆が一層深まるきっかけになった」と笑顔。牧野市長も「地域の課題に取り組み、解決策を見出した挑戦は奨励賞に値する。一丸となってやり遂げたことはかけがえのない財産になる」と受賞を喜んだ。

  

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