第38回市民大学講座始まる

学校・教育

[ 2014年 9月 8日 月曜日 9時14分 ]

 第38回飯田市民大学講座「伊那谷の自然と文化《郷土の先人に学ぶ》」が始まった。第1回は追手町の市美術博物館で開き、100人余が開催中の企画展「南信州の煙火(はなび)―火の芸術に魅せられた男たち―」を鑑賞しながら、南信州で盛んな煙火の歴史と特徴について学んだ。

 同講座は、地域・生活課題の解決に向けた学習活動「飯田市民セミナー」を発展させ、1977(昭和52)年に開設。第9回からは市民手作りの講座として地域住民による運営委員会が組織され、講座の企画・運営を行っている。

 ことしは地域にゆかりのある先人や、歴史の表舞台に登場しない人々の暮らし、文化・芸能、自然などをテーマとし、地域の研究者を講師に9月から10月まで、全8回開講する。

 第1回では同館学芸係長の櫻井弘人さんを講師に、企画展の鑑賞や講義を通して南信州の煙火文化について学んだ。

 はじめに櫻井さんが展示解説。飯田下伊那地域では神社奉納煙火が87カ所で実施されており、全国屈指の数であること。住民が煙火を手作りしたり、業者の工場へ行って自分たちの手で火薬を詰める半手作りの煙火が行われていることなどを特徴として挙げた。

 展示会場には、他地域では珍しい煙火の絵馬も。高森町吉田神社の奉納額には、村で疫病が流行したことから煙火を打ち上げたことが記されており「煙火は娯楽だけでなく、災厄を払いのける信仰があった」とした。

 展覧会鑑賞後は同館講堂で講義を行い、江戸、明治期の南信州の煙火の歴史や種類、煙火に対する人々のこだわりなどについて解説していた。

 市民講座の第2回「大逆事件と今村力三郎―飯田が生んだ反骨の弁護士―」は9月10日午後7時から、市公民館で開講。今後は講義のほか、多摩川精機事業所での工場見学(第5回)や、市美術博物館での企画展「伊那郡衙―恒川遺跡群―」展示解説(第6回)といった現地研修も予定している。

 問い合わせ、申し込みは市公民館(電話22・1132、FAX22・1022、電子メールiccc01@city.iida.nagano.jp)へ。

  

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