絵からイメージ膨らませ 竜東中生が春草の鑑賞学習 

学校・教育

[ 2018年 11月 29日 木曜日 15時48分 ]

「落葉」の複製画を鑑賞する生徒(美博で)

 飯田市追手町の市美術博物館で28日、市立竜東中学校2年生を対象とした鑑賞学習が行われた。仲ノ町出身の日本画家・菱田春草の六曲一双屏風「落葉」の複製画を見て感想を出し合ったり、絵をもとにイメージを膨らませてそれぞれの「落葉」を試作した。

 小中学校美博連携事業の一環で、昨年に続いて実施。複製画を活用して、子どもたちが春草作品の鑑賞学習に取り組む中で、絵に込められた春草の思いや意図、作品の魅力などを感じてもらうことを狙いとしている。

 本年度は同校のほか、丸山小と浜井場小の6年生が鑑賞学習に取り組んでいる。

 この日は竜東中2年生18人が同館を訪れ「落葉」を鑑賞。屏風に顔を近づけて、色や筆遣いなど細部まで確かめ「細かい所まで描かれていた」「木が浮き上がってくるようなリアルな感じ」「絵の中に吸い込まれるようだった」などと、感想を発表した。

 続いて学芸員の槇村洋介さんが、春草の生涯や画業について解説。「落葉」を描いた当時、生活していた東京・代々木周辺の雑木林をもとに同作を描いたことを紹介し「実際の風景そのままでなく構成して描いているので、春草の空想だがリアルに見える」と語った。

 続いて、作品を見て気付いたことや疑問に思ったことをもとに、それぞれの「落葉」を試作。絵の印刷物に着色して、色遣いやモチーフの配置を変えるなどして自分なりの表現を施し、春草作品と見比べた。

 3校の子どもたちの学習成果は、来年1月5日から2月11日まで同館で開催される「春草の名品の秘密2 複製画で探る」展で展示。学習で使用した複製画と、子どもたちが春草作品の印象について書いた学習カード、スケッチなどを並べる予定だ。

  

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