緑ケ丘中文化祭でいじめ追放宣言

学校・教育

[ 2016年 9月 23日 金曜日 15時36分 ]

002緑中

 飯田市立緑ケ丘中学校(村澤資憲校長、703人)で23日、文化祭「第57回緑樹祭」の開祭式に続いて、7年前に採択された「いじめ追放宣言」について全校で語る会が開かれた。

 

 宣言は、2006年から09年にかけて採択され、同校の遺産にもなっている。前文で「いじめをしない・させない・見過ごさない」ことを宣言。「あいさつをしたり、励ましたり、声を掛ける」(第1条)、「相手の気持ちを考え、いじめをしない」(第2条)、「ひとりで悩まず、相談する」(第3条)―といった内容。

 

 毎年4月に生徒会による説明会を行っているが、文化祭の全校で語る会でテーマに取り上げるのは初めて。各学級では、学校遺産に自分たちの頑張っていることを登録しようという活動もある。同校の「最大の遺産」(湯本正芳教頭)とも言うべき同宣言について語り合うことを通して、普段の自分たちの姿を見直す機会にしようと企画した。

 

 全校で語る会は、事前に行ったクラス別話し合いに続いて開催。最初に、いじめ追放宣言が誕生した経緯について、2年生の学年協議会が調べたことを発表した。これを受け、いじめ追放宣言に今の自分たちの身の回りの姿や出来事を照らし合わせて、合っているかどうかや、同校の遺産にふさわしいものにするためにこれから具体的にやっていきたいことを発表した。

 

 大勢の生徒たちによる語り合いは、文化祭のパンフレットの裏表紙の番号を司会者に見えるように挙げ、指名されたら、年組名前を言ってから発言するなどいくつかルールを守りながら、多くの意見が出た。

 

 この中で「日常的な場面で『死ね』とか悪い言葉を使っている人がいる」「まだまだ悩んでいる人や学校に来れない人もいる」といった指摘も。「自分が悲しい思いをしたからこそ、悲しい思いを忘れずにいろんな人にやさしくしたい」「日頃お世話になっている人に感謝の言葉を述べたい」といった発言に大きな拍手が起きた。

 

 生徒会長(15)は「積極的に手を挙げて発言してくれて有意義な語る会ができた。みんなで話し合うことで宣言が守られ、さらに良いものになっていく。今回は第一歩。いじめを追放し、みんなが楽しく居心地のよい学校にしていきたい」

 

 村澤校長は「生徒たちが宣言を今の自分たちのものにするために意見交換したことに意義がある。私たちも学校がどの子にとっても楽しく居心地のよいものになるよう努めていきたい」と話した。

  

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