若手生産者が特別授業 農業への思い熱っぽく

学校・教育

[ 2011年 9月 5日 月曜日 15時46分 ]

 飯田下伊那地域の青年農業者が講師を務め、高校生たちに農業の現場を伝える特別授業が1日、飯田市鼎名古熊の下伊那農業高校であった。松川町の養豚農家、橋場孝光さん(38)と下條村のブナシメジ生産者、古田肇さん(42)が農業にかける思いや魅力などをアグリサービス科の1年生たちに語った。

 飯田・下伊那青年農業者クラブ「かたつむりの会」とJAみなみ信州青年部が主催。11月4日に同校で予定する第7回「高校生が作る次世代の郷土料理コンテスト」の事前学習を兼ねて、地元の農産物への理解を深めてもらおうと企画した。今月の7、9日にも2、3年生を対象に開く。

 授業で橋場さんは、農家に生まれながらも、コンピューター関係の企業を経て就農した経緯を紹介。地元スーパーへ「純味豚」を納入する現状を伝え、将来展望としては、インターネット販売や直売所の建設などを挙げた。

 JAの養豚青年部でオリジナルのウインナーを開発し、昨年9月から販売していることもPR。パッケージにメンバーの似顔絵を用いるなど「顔の見える商品づくり」へのこだわりを強調した。今月17日には新商品を同市育良町の「りんごの里」で販売するという。

 一方、東京の大学を卒業後、地元の会社勤めを経て、ブナシメジの生産を始めたという古田さん。菌床づくりから出荷までの生産工程を写真を用いて説明し「キノコ栽培のいい所は出荷までの計画、月ごとの生産目安を立てやすいこと」と指摘した。

 年間に飯伊の約50軒で約4500トン、自身の施設で90トン弱を生産することや月の電気料などといったデータのほか、ブナシメジ(やまびこしめじ)栽培の発祥地が同市上郷であることも紹介した。

 男子生徒(15)は「自分が知らなかった農業の魅力がたくさんあった。これまで憧れはなかったけれど『いいかも』と思えた」と笑顔で話していた。

  

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