被災地で「こども環境フォーラム」 泰阜中生徒も参加

学校・教育

[ 2012年 9月 15日 土曜日 13時22分 ]

 全国6地域の小中学生が東日本大震災の被災地に集まり、互いの環境活動を報告する「」がこのほど、宮城県南三陸町で開かれた。飯田下伊那からは、泰阜中学校の生徒会長と代議員会議長の2人が参加した。

 昨年沖縄県で開かれた「環境活動子どもミニフォーラム」に引き続き2回目の企画。今回は東日本大震災を受け、子どもたちが互いに環境活動などについて情報交換するだけでなく、被災地の現状を知ろうと宮城県南三陸町、福島県鮫川(さめがわ)村の子どもたちも加わった。

 全国北は北海道から南は沖縄まで全国6カ所から集まった児童生徒らは、まず同町の伊里前小学校児童の案内で南三陸町の津波被害の状況を見学。津波で跡形もない歌津駅という駅から、高台にある小学校、小学校に隣接するが流されてしまった児童館のある場所などを歩きながら、津波から児童達がどう逃げたのかを教えてもらった。

 続いて、各地域の児童生徒がそれぞれの活動を発表。泰阜中の2人は、高齢化が進む山村を若い力で支えようと、独居高齢者の家の手伝いや村のロードレース、駅伝大会のスタッフとしてのサポート活動を展開したことを報告した。

 このほか、南三陸町の児童は震災で途絶えた祭りの復活への取り組み、福井県鮫川村の生徒は震災後の普段の暮らしの様子、北海道釧路市の児童は霧多布湿原のエコツアー体験を発表した。

 翌日は、地元の復興に取り組む「素晴らしい歌津を作る会」の代表者から、自然と人との付き合い方、実際に津波にあって感じたことなどを子ども達に教えた。環境活動や同フォーラムで泰阜中をサポートしてきたNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターの事務局長は「いきなり東日本大震災の復興支援を考えても子どもたちには難しい。今回はそれぞれの地域の子どもたちが自分の地域の課題を見つけて解決するところからスタートしている。それを経て広い視野で日本全体の課題を考えてもらえれば」と話す。同フォーラムについて「子どもたちに被災地の様子を目で見てもらったことは大きな収穫。私達は何度も足を運んでいるが、口だけの説明では伝わらない部分が大きい」と話していた。

  

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