飯田西中学校2年1組の生徒と丸山公民館乳幼児学級「すくすく」の交流事業が25日、同公民館で行われた。生徒らは親子との遊び・インタビューを通じて、親子のかかわりの理解や地域とのつながりを深めた。
中学生が赤ちゃんとふれあい、母親のまなざしや接し方を見ることで「命の大切さ」「思いやる心」「たくさんの人に見守られて育ってきた自分」を考える機会とし、母親にも交流を通して、地域の中学生に大きな役割を果たすことができることを知ってもらいたい―と実施。
2年前、総合的学習の時間の授業として、3年生が交流を行ったことをきっかけに始まった。今回は家庭科の授業の一環。12日には、2年2組が羽場公民館で乳幼児学級との交流を行っている。
この日は生徒34人と親子13組が参加。親子1組に生徒2、3人がつき、自己紹介を行ったあと、手遊びやおもちゃを使ったふれあい遊びを行った。
はじめは緊張していた生徒も、乳幼児学級の講師に合わせて赤ちゃんと一緒に手遊びをしたり、積み木やボール、マラカスなどで遊ぶうちに、すっかり打ち解けた様子に。
遊びの後は、生徒たちが母親へインタビュー。子育てや子どもに関する質問を行い、母と子のかかわりや子どもの育ちの環境について学んでいた。
同校家庭科講師は「生徒には親の役割について知り、親子のかかわりを見ることで、自分も親や地域の人に見守られて育ったことを知ってほしい」と話していた。