誰でも参加できる学舎に、阿南二中「新野はなのき大学」開学

学校・教育

[ 2010年 3月 13日 土曜日 13時37分 ]

 阿南町立阿南第二中学校は11日、「新野はなのき大学」の開学式を開いた。同校生徒だけでなく地域住民、町外、県外からも参加可能な生涯学習の学舎。4月から地域とともに仲間づくり、健康づくり、学習活動を続けていく。

 同校は一昨年、地域、家庭、学校の3者が連携して子どもを育もうと新野学校支援地域本部を設立。学校行事だけでなく家庭科など通常の授業にも地域住民が参加するなどの取り組みを続けきた。「大学」とすることでさらに連携を深め、生徒にとっては地域とのかかわりの場、地域住民にとっては生涯学習の場にする狙い。

 同大学は生徒会が運営。生徒会長が学長となり、大学の教授は地域住民の代表20人が務める。学生には新野地区や近隣町村の住民、県外などに住む同校卒業生など540人ほどが参加する予定だ。

 新野の雪祭りなど伝統芸能を学ぶ「文化学部」、殿林湿原など自然環境を守る「環境学部」、総合型地域スポーツクラブ「かがやきたいスポーツクラブ」としての「健康学部」のほか、「人生いろいろ学部」「通信教育学部」の5学部を設け、来年度18回の講座を予定している。

 集まった生徒と地域住民が見守る中、開校を記念して同校玄関で看板を除幕。初代学長となった白上真之生徒会長は「日本一輝く大学にしていきたい。地域の皆さんとともに活動できることを楽しみにしています」とあいさつ。

 開学式では、地域住民を代表し勝野一男さん(81)に白上生徒会長から学生証が手渡された。勝野さんは「新野にふさわしい大学だとみんなが感銘を受けている。せっかくの大学。末永く続いていくよう地域を挙げて盛り上げていきたい」と語った。

 この日は、同大学健康学部でもある地総合型地域スポーツクラブの設立総会も開催。空手や新野体操クラブによる模範演技、練習公開なども行われた。

 小室校長は「地域の幅広い人間関係の中で学ぶことで判断力、表現力を身につけ、思いやりのある人間に育ってほしい」と話していた。同大学は4月開園のクラインガルテン新野高原の住民など、他地域からの新住民が新野を学ぶ場としても活用される。

  

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