豊丘中学校の3年生を対象にした公設学習塾「豊丘みらい塾」の本年度講座が3日、始まった。来年3月まで23週にわたって週2回を開催。それぞれの目指す高校への受験に向けて、学習に取り組んでいく。
村内の子どもたちの学習意欲を高め学力向上につなげようと、村教育委員会の事業として2017年度から開始。3年目を迎えた。英語、数学、理科の3科目で元教諭など5人が外部講師を務める。
開講式で、大倉淳司教育長職務代理は「公設の塾。村の皆からの期待に応えてほしい。勉強を楽しいものにし、分からないことはどんどん質問してほしい」と呼び掛けた。
牛越雅紀校長は「勉強は継続の積み重ねが大事。今をスタートに立派な大人になるための準備をしてほしい」と話し、生徒代表は「短い時間だけど集中して取り組み、来年にはそれぞれが希望する学校に進みたい」と語った。
今年は英語、理科の2科目を水曜日放課後に校舎内で、数学を土曜日に村交流センターゆめあるてで開催するため、数学を含む2科目の同時受講が可能になった。3科目の延べ登録者数は91人。3年生69人のうち、ほぼ全ての生徒が受講する。
◎写真説明:豊丘中で始まったみらい塾