豊丘村 小4対象に「通学合宿」、親元離れ共同生活

学校・教育

[ 2013年 6月 20日 木曜日 16時11分 ]

 豊丘村で18日、神稲の児童養護施設「慈恵園」を宿泊所として子どもたちが共同生活を営む「通学合宿」が始まった。南、北の両小学校の4年生が対象。9月まで6回に分けて実施し、対象の全児童59人が3泊4日の合宿を体験する。

 共同生活を通して豊かな人間性や自主性を育む―を狙いに初の試み。給食施設と宿泊場所がある慈恵園を合宿地に選び、合宿では宿題、朝食や夕食の準備、洗濯、入浴のほか、日常生活では体験できないメニューも盛り込む。

 初回は南小の男女9人が参加。集団で下校し、慈恵園に到着すると同園職員の案内で施設内を見学し、貝原豪園長は「困ったことがあったらみんなで助け合おう」と呼び掛けた。宿題に続いて夕食を囲み、ボランティアによる読み聞かせの後、下着とハンカチを洗濯して翌日に備えた。

 3日目の夜は慈恵園で生活する児童との交流もあり、最終日は慈恵園児童と一緒に登校する。南小4年の女子児童は「一緒に勉強したり遊べる。とっても楽しみです」と笑顔を見せた。

 毎回10人ほどで構成し、学校に通いながら共同生活する。期間中、飯田女子短大の学生が支援スタッフとして加わり、慈恵園の教職員も協力。貝原園長が生活指導に当たる。小規模の北小の児童は3回目から参加する予定。

 この事業は社会教育委員会が提案し、教育委員会が主体となって具体化させた。筒井良二教育長は「全員参加することに意味がある。通学合宿を通じてたくましくなった姿に期待したい」と語り、貝原園長は「児童養護施設の開放が地域の理解を深める一つのきっかけになれば」とこちらも期待を込めた。

  

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