令和2年7月豪雨の被災地を支援しようと、飯田市立飯田東中学校の環境ボランティア委員会は28日から、朝の募金活動を始めた。30日まで登校・出勤する生徒と教職員に協力を求める。
先輩たちが地震や災害の発生後に行った過去の取り組みにならい「少しでも被災地のためになれたら」と計画。集会や校内放送で主旨を伝え、午前7時半から30分間、募金箱を手に昇降口に立っている。
義援金を募る生徒の横には、65人が死亡した熊本県をはじめとする全国の被害状況を模造紙にまとめ、新聞記事の切り抜きとともに掲示。土砂崩落で飯田市の1人が死亡し、喬木村の大島集落が孤立するなどした地元の被害にも触れている。
委員長の女子生徒(14)は「東中は飯田大火の時に全国から助けられているので、少しでもお返しができればと思っている。皆さんが協力してくれるのはとてもうれしい」と話した。
義援金は日本赤十字社を通じて被災地に届ける。
◎写真説明:昇降口で募金活動を展開