買い物対策、交流の場に OIDE長姫生が橋北にスーパー開店

学校・教育

[ 2018年 10月 20日 土曜日 14時02分 ]

開店と同時ににぎわう店内

 飯田OIDE長姫高校商業科の3年生で、飯田市橋北地区の課題について研究活動する8人のグループが20日、菱田春草生誕地公園(仲ノ町)そばの休憩施設「春草の郷」(江戸町)に、農産物を中心に販売するスーパーを開店した。年内は隔週の土日に、午前9時から正午まで営業する。

 同校商業科が飯田市、松本大学と協定を結び取り組む「地域人教育」の一環。同教育では「地域の課題解決に向け行動する」を目標に、少人数のグループごと市内各地で、地域の課題を考え、解決や活性化につながる事業を地域との協働で実践している。

 橋北地区をフィールドにするグループでは、近隣の大型スーパーピアゴ飯田駅前店の閉店を受け、地区住民らの日常の買い物に関するアンケート調査を実施。高齢者の買い物困難者が多くいることや、宅配サービスなどを活用するものの、実際に店舗に出掛け買い物を楽しみたいという声が多かったことなどから、スーパーの開店を決めたという。

 需要の高い農産物を中心に扱うことを決め、同市鼎名古熊のテスク「生活菜園」協力のもと商品を仕入れた。

 仕入れや広報を担当する同グループの高山竜一さん(17)は、「地元産の新鮮な農産物を提供するとともに、買い物を楽しんでもらうため、ちょっと珍しい商品も入れてみた」とこだわりを語る一方で、「どれだけお客さんが来てくれるのかわからず、仕入れる種類や量を決めるのが難しかった」と振り返った。

 開店と同時に店内がにぎわう様子を眺めながら「ほっとした」と安堵の表情。「売行きなどを見ながら仕入れの調整をしていきたい。休憩スペースもあるので、買い物をしてもらうだけではなく、高校生と地域の皆さんとが交流を楽しめるお店にしていきたい」と力を込める。

 仲ノ町から徒歩で訪れた男性(77)は「高校生が地域のことを考え取り組んでくれるのはとてもうれしいこと。また利用したい」と笑顔。橋北まちづくり委員会の藤本勝会長(64)は「店舗を中心とした交流施設として、まちづくりのヒントになる。多くの人に利用してもらえるよう、呼び掛けなど協力していきたい」と話した。

  

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