都内の高校と連携協定へ

学校・教育

[ 2020年 9月 12日 土曜日 13時33分 ]

 児童数の減少を背景に持続可能な小学校の実現を目指している飯田市南信濃の和田小学校は、東京都内の私立郁文館グローバル高校との連携協定に向けた取り組みを進めている。学校や地域の魅力を県内外に広く発信する手段の一つに位置付ける。高校生による外国語の遠隔授業や霜月祭りでの交流・体験、協働による地域おこし活動など特徴的な教育活動を実践して魅力を発信するとともに、児童一人一人の充実した学びにつなげる。

 小学校の児童数は28人で、昨年度から10人減少。2023年には19人、31年には0人になってしまうとの試算もあり、危機意識を募らせている。

 打開策を探ろうと、本年度は地域特産の茶を切り口に、地域を挙げて教育移住体験や移住・定住を促す「ウェルカムティープロジェクト」を展開。ビデオ会議システムを活用したオンライン学習や、郁文館高との交流などを通じ、少人数のために限定されがちな人間関係を広げ、多様性や社会性を伸ばす授業にも力を入れている。

 郁文館校との交流は昨年度からスタートした。ゼミ活動の一環で2年次に行っている海外留学を前に、高校生たちが遠山郷について学び、児童とともに遠山天満宮(南和田)の霜月祭に舞い手として参加。留学先での発信も狙い、日本の「地域」に触れた。

 事前にはオンラインで互いの舞を披露し合い完成度を高め、当日は励まし合いながら達成感を共有するなど、絆も深めた。「つながりをさらに発展させたい」とする郁文館校の意向もあり、協定締結への動きが本格化している。

 和田小の大池満校長は「児童数の減少は待ったなしの状況。遠山中学校を含めた形の連携を実現させ、グローバルな教育活動の展開により、人を呼び込んでいきたい」と話していた。

◎写真説明:郁文館校との遠隔交流授業

  

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